芸者さんとは?

芸者さんは、太鼓、三味線、笛などのさまざまな楽器を用いながら特に、日本舞踊、小唄などの日本の伝統芸能にたずさわっているアーティストたちです。

彼女たちは一生涯を通してお稽古に精進し、演奏や素晴らしい技術を身につけていくのです。年配の芸者さんの中には最も栄誉のある、人間国宝の称号を与えられた方もいらっしゃいます。若い見習いの芸者さんは、関西地域で舞妓(まいこ)さん、関東地域で半玉(はんぎょく)さんと呼ばれています。1年の見習い、修行期間を経て、半玉さんもしくは芸者さんとしてお披露目をおこないます。芸者さんはお茶屋やさまざまなイベント、パーティで芸や演奏を披露するのです。

歴史的に観てみると、こうした私的な宴会、パーティーで演奏家、エンタテイナーたちを呼ぶ習慣というものは、前世紀の欧米社会によく行われていたようです。例えばバッハやモーツアルトといったアーティストたちは、貴族のパーティにしばしば招かれ、演奏を行っていたのです。そして、そうした西洋での習慣が、やがてバレエやオペラに代表される、一般の多くの人々に公開される娯楽芸術に発展していきました。同じように現在の日本でも、芸者さんは大きなイベントや年中行事に呼ばれて出演していますが小規模の私的なお茶会、お座敷、パーティなどでも指名を受けて、芸を披露してくれます。

現在、芸者さん達はそれぞれ顧客をもち、経済的にも自立した教養のあるビジネスウーマンです。彼女らは置屋の中で、若い芸者さんを抱えて育てることもあります。欧米の芸術家・音楽家・女優さんたちと同じように普通に恋愛もしますが、それらは全く彼女たちの私的な出来事であって、仕事と恋愛関係は確実に一線を引いたものとなっています。

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